
○(正解) |
問題8
アイヌ民族は大切な動物をカムイ(神)とあがめるが、シマフクロウの一般的な名称はどれ?正解は、②コタンコロカムイ
解説
知里幸恵(ちりゆきえ)(1903~1922)の『アイヌ神謡(しんよう)』(1923年)の第1話で「銀の滴(しずく)降る降るまわりに、金の滴降る降るまわりに」と歌いながらやってくるのがコタンコロカムイ=シマフクロウである。善良な家族を豊かにし、「何時(いつ)でも人間の国を守護(まも)っています」と結ぶように、コタン(村)の守り神、特に夜の警備を行う神としてあがめられる。①のカムイユカルは神謡(神が自らの体験を語る口承文芸)、③のカムイチェプは神の魚=サケ、④のキムンカムイは山の神=クマをいう。